リンチ症候群(遺伝性大腸がん)の「遺伝カウンセリング」の体験談(1)

リンチ症候群(遺伝性大腸がん)の「遺伝カウンセリング」の体験談(2)&気になる検査費用。

 

続いて、今日は検査結果について。

 

検査結果は、研究としていろいろ調べるので 約3か月程度かかるとの事でした。

 

遺伝カウンセリングを受けてから約3か月後。

 

遺伝カウンセラーさんから、

 

「検査結果が出ました。いつ聞きに来られますか?」

 

と電話連絡がありました。

 

電話で診察の予約を取り、後日 診察室で先生から検査結果を聞きます。

 

 

●検査結果は…

 

先生から渡された「遺伝性大腸がん 遺伝子検査結果報告書」には…

 

 

総合判定:リンチ症候群の原因となるバリアント(=遺伝子変異)が検出されました。

 

 

リンチ症候群、確定です。

 

 

 

(☆で隠れている所は、何番目の遺伝子に異常があったのか、その数字が出ています。)

※結果報告書には個人名などは無く、

「個人識別番号」「登録番号」「施設匿名化番号」など、すべてにおいて記号化されて記載されています。

 

 

「MSH2」の遺伝子において、〇〇〇番目(☆の部分)まではちゃんと遺伝子をコピー出来るけれど、

その次からはコピーミスになってしまう。

その事がリンチ症候群の原因になってしまうよ、みたいな説明があります。

 

その下の文章には、

 

「遺伝性関連遺伝子に希少なバリアントが検出されました」

 

と、「何?!」とドキッとするような記載が。

 

文章の指示通り「別紙1のDNA解析結果」を見ると、「検査内容」「DNA解析結果」「結果コメント」等でいろいろと説明があるものの、専門的でよく分からないのですが…

 

・リンチ症候群原因となる遺伝子の他に、変異が起こる遺伝子が見つかった(4つ)

・4つのうち、3つは疾患との関連性を証明するには証拠が不十分であると判断→「病的意義不明

・残る1つは、現在のところ疾患とは関連しないと考えられる→「おそらく影響なし

 

との事でした。

 

私の体の中で、合計で5つの遺伝子が途中でコピーミスをしてしまうという事実。

5つは多いのか少ないのかはよく分かりませんが、

あの少量の血液と、採取した腫瘍で ここまでの情報が分かるなんて。

現代の技術に感動すら覚えます…!

 

 

●おそらく母からの遺伝では。家族・きょうだいの検査は?

 

先生によると、

家族・親族の病歴から見て、おそらく母親から遺伝してきているものではないか、との事。

 

両親ときょうだい(私の場合は 姉)について、私が遺伝子検査で確定したので

研究期間中であれば 費用の負担は無しで、リンチ症候群の有無について調べられるそうです。

(血液検査のみ)

 

もし研究期間外になってしまって 費用がかかってしまうとしても、

私の検査で「どの遺伝子が原因か」が分かっているので、

そんなに費用はかからないそう。

 

例えるなら、

私の場合は 分厚い本の中から1ページ1ページ調べて 原因遺伝子を探し出す作業を行い、

「何ページに答えがある」と答えを見つけた(時間と費用が膨大)。

親と姉については、私の検査で見つけた該当ページの中から探し出せば良いだけなので、時間も費用も少なく済む。

 

電話で予約して来院→血液を採るだけなので、簡単と言えば簡単。

必要なのは、心の準備というところでしょうか。

 

●「リンチ症候群」確定で、正直な私の気持ちは…。安堵と入り混じる不安と、今後について。

 

確定した時の私の気持ちは、

2つの意味で

 

「あぁ…。」

 

でした。

 

1つは、「癌になりやすいのは嫌だけど、原因が分かってよかった。」と、ほっとした 安堵の気持ち。

もう1つは、「これからこの遺伝子と どう付き合っていけば良いのか…?」という不安が混じる気持ち。

 

「癌になりやすい体質は嫌だけど、検査で早期発見できるからラッキー!」と思っていたものの、

実際には いつ、どこで、どんな検査を、どんなペースで受けいくのか。 

 

毎年 健康診断を受けているものの、

「リンチ症候群」となると より注意深い検査が必要なものもあるとの事。

 

子宮体がん・子宮頸がんの検査を受けるだけでなく、卵巣のエコーも見る必要があったり、

大腸がんや胃がんの検査は40歳以上〜など、年齢にまだ当てはまらず検査出来ないものもあります。

 

 

先生と相談し、大腸がんの手術を行って 現在定期的に通っている病院で、今後検査等を行っていく事となりました。

遺伝子検査をするために紹介された病院は、純粋に検査を行うため。

結果が出たので 次の予約はありません。

 

今後は 経過観察で通っている いつもの病院で行うことは…

・年に1回を目安に PET検査を行い、全身の様子をチェックしていく

・膀胱がんを逃さないため、定期的に 尿検査を外来の時に行う

・定期的な腹部・胸部のCT検査を行う

・何か心配な症状があったら相談。該当する科を紹介してくれる

 

完全な予防は出来ないので、定期的な検査で異常をいち早く発見できる体制となっています。

これでホッと一安心。

 

●子どもへ遺伝子検査は?

 

子どもへ遺伝する確率は、性別に関わらず2分の1。

採血だけで判定が出ますが、まだ5歳。

一体いつから検査ができるのか。

「癌になりやすい体質かもしれない」という事は、いつ伝えたほうがいい?

 

いろいろ気になる事だらけですが、

検査は大人になってからでも大丈夫、との事。

 

今すぐに発症する病気ではない、というのもあるし、精神的なものもありますよね。

早くて高校生くらいから 大腸の内視鏡を受けたほうがいいかもね、とも仰っていました。

 

大学生か社会人になるくらい、20歳過ぎた頃には検査を勧めてみようかなぁと 今は考えています。

 

遺伝していないといいけどな。

代々続いたであろう この遺伝子は、私で終わってくれ…!

 

 

●最後に、遺伝カウンセラーさんとお話

 

先生に「リンチ症候群」の結果を聞いた後、遺伝カウンセラーさんと別室でお話がありました。

いくつかの質問があり、

 

・実際に結果を聞いて、どう思ったか

・家族や親戚に検査結果を伝えるか

・もし自分が「リンチ症候群」である事を伝えず、その後親戚が癌になった場合、責任を感じてしまうか

 

というものでした。

 

親戚の中で、一番若いのは私。

という事は、みんな健康診断を毎年受けている年齢なので、私が伝えなかったとしても見つかっているだろう。

 

親については、両親共に癌を経験。

今でも定期的に診察や検査を受けているので、心配はない。

 

なので、伝えなかったとしても責任は感じないかな。

 

 

最後に、

「もし『リンチ症候群』の人達で集まる機会があったら参加しますか?」

と聞かれました。

 

最初は「うーん、どうだろう。」と あまり乗り気ではなかったけれど…

 

「私と同じくらいの年齢で、幼稚園や小学校のお子さんがいる方が何人がいて、声掛けたいなぁと思ってるんです。」

 

え!すごく会ってみたい!話してみたい!

友達になりたい!

 

と、一瞬で乗り気になりました。

 

 

まだその機会は訪れていませんが、

 

「同じような境遇の方がいる」

 

それだけで、心強いし「私もがんばろう!」と元気が出ます。

 

大腸がんだと、入院中も外来の時も 周りは親より年上の人ばかりだったし、

お見舞いに来る孫は 高校生や大学生。

「私の子供は まだ5歳だよ…」(入院時は4歳になって間もない頃)

と、悲しい気持ちになることも。

 

周りの同年代で「入院」って言ったら、「2人目出産」とかおめでたい話だし。

いないです、癌になった人。

 

 

まぁ、いろいろ考えたらキリがないので。

早く癌が見つかって、原因も分かって、対策も出来る。

遺伝子検査も負担0で受けられたし、

「なんてラッキーだったんだ!」と思う事にします。

 

当時の事をいろいろ思い出して書くと、ついつい長文になってしまいますね。

長くなってしまったので、この辺で。

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先日更新した、リンチ症候群かどうか検査を行うための「遺伝カウンセリング」の記事の続きです。

 

(参考記事)「リンチ症候群(遺伝性大腸がん)の「遺伝子カウンセリング」の体験談(1)

 

●遺伝カウンセラーさんとの話の後、診察室へ。

 

診察室に入ると、先生のパソコンの画面には 私の親族の病歴が、家系図の形で表示されていました。

遺伝カウンセラーさんと話した内容が、図となって分かりやすく、先生の元へ資料として渡っている状態です。

 

母…卵巣がん・腎盂腫瘍

父…すい臓がん(兄弟・祖父もすい臓がんで計4人)

親戚…胃がん、脳腫瘍2人

そして、私が大腸がん(S状結腸がん)。

 

 

先生は、まずこの図を見て、

 

「家族・親族で、卵巣がんや腎盂がん、胃がんなどのリンチ症候群に関連した癌が発生している事が、

遺伝性の要因の一つとしてあるけれど…

病歴を見てみると、両親も癌にかかり、親族もかかっているのでリンチ症候群の可能性は高いかもしれませんね。」

 

との事でした。

 

その後、リンチ症候群は一体どんなものかの説明。

 

 

発症要因として、

・若年発症(私は35歳で発症)

・家系集積(ある意味「癌のサラブレッド状態」^^; 母は40代で最初の癌を経験)

・1/2で、親から子に遺伝(性別関係なし)

 

癌にかかりやすい代表的なものとして、

・大腸がん…80%(←一生の間でかかる確率)

・子宮内膜がん…50〜60%

・腎盂・尿管…10%

・小腸がん…10% など。

 

80%って…!

天気予報なら「雨の確率80%」って言われたら確実に雨が降ると思うし、必ず傘を持っていくレベル…!

今回は 大腸の中の「S状結腸」に癌が出来たけれど、別の場所の大腸にまた癌が出来る事も十分ある。

常に折り畳み傘を携帯して、いつ雨が降っても大丈夫なように準備する人生って感じでしょうか。

 

 

そして、遺伝子の働きについての簡単な説明がありました。

 

・DNAをコピーする時に間違えやすい場所には、間違い(突然変異)を見つけて修復する働きがある。

重要な遺伝子として、

MSH2、MLH1、MSH6、PMS2、ほか数種が存在。

 

・リンチ症候群の患者は、生まれつきその遺伝子に異常があり、コピーミスを修復する働きが低下している。

そのため、細胞分裂の度にコピーミスが蓄積していき、最終的に癌になりやすいとの事。

 

 

…「遺伝子」とか「DNA」「生まれつき異常がある」となると、

「自分の力ではどうしようも無いな」「仕方が無いな」と、不思議と諦めがつく気がします。

 

DNAなんて見えないし、日常で意識したことないし(出来ない)、

異常も感じないし、どうする事もできないし。

もうどうしようもないな、と。

 

小さい頃から、両親と親戚達が癌やそのほかの病気になったのを見ているので、病気はもう身近な存在とも言えるし。

 

この遺伝子疾患の存在を知った時は、「何この理不尽な体質!」とさすがに落ち込んだけれど、

いろんな検査や手術などを経験し、原因が遺伝子レベル、しかも生まれつきなら、

 

「30代で見つかってラッキー!」

 

と思うほかありません。

 

 

 

先生にも「本当に検査受けますか?」と何度も確認されました。

 

「原因が分からない方が怖いし、

癌になりやすい『リンチ症候群』は嫌だけど、分かれば対処法もあるし、

子どもに高確率で遺伝してしまうものなら、きちんと調べておきたい。」

 

これが変わらない私の答えです。

 

 

●遺伝子検査の料金は…?

 

遺伝子カウンセリングは保険がきかず、自費診療。

初回は約13,000円、検査費用は別料金と聞いていたものの、

検査料金は一体いくらなのか…

一番気になるところです。

 

以前夫に、

「検査費用いくらかな?もし2桁(10万円台〜)とかだったら どうする?」

と聞いた事があります。

 

自分が「リンチ症候群」かどうか知る事はとても大切な事だけど、

検査・手術・入院費用、さらには子供の時間外保育などで 結構お金がかかってしまったわけで。

これから さらに、何十万とかかってしまったとしたら申し訳ないなぁという気持ちがあるのです。

 

夫の答えとしては、

「検査を受ける事に対して、メリットしかない。

受けない場合のデメリットが大きすぎる。

受ける選択肢しかない!」

との事でした。

 

検査費用は高くても、今後検査で早期発見する事ができる。

子どもへの遺伝の可能性も高いし、早く知っておく事が何より重要、と。

 

ありがたいことです。

 

 

 

一通り説明を受けた後、

「何か質問はありませんか?」と先生。

 

ここで、思い切って検査料金について尋ねてみました。

 

 

「検査はいろいろあって、これが一覧ですが…」

 

と、先生は1枚の紙をスッと出しました。

 

 

 

(会計に提出する時、この書類も一緒にあったので 待っている間に撮影)

※金額は病院によって異なります。

 

 

えっと…

全部万単位だし、一番上に関しては約13万だって…?!

全体的にお高いよね…??

 

 

ドキドキしながら紙を見ていると、

別の資料と紙を出す先生。

 

 

「本来なら検査料金がかかりますが…

今「リンチ症候群」について国と医療機関で共同して研究をしているので、

協力していただける場合、

 

料金はこちらで負担します。」

 

 

えっ?料金はかからない??

 

 

・研究目的という事で、多くの遺伝子情報を調べること

・通常1ヶ月程度で結果が出るけれど、3か月ほど時間がかかること

・疾患の性格上、長期的に情報や検体を保管すること

 

…など了承した場合、研究として検査してもらえるとの事です。

 

 

研究期間は5年間、登録人数予定は年300人。

まさにその実施期間中に 癌になり、研究してもらえるなんて。

なんと運がいいんだ…!!

 

研究期間外だったら、おそらく約13万の検査。

 

私の遺伝子や検体などが 今後の医療の発展に役立てるのなら、

癌になった甲斐があったってもんです。

 

 

●今回行う検査は、採血のみ。

 

先生との話を終えた後、採血をして終了です。

 

採る血の量は、

・DNAのみを利用する場合は7ml

・DNA/RNAを抽出して検査する場合は20ml との事。

 

この血液と、手術・生検等で切除した腫瘍細胞の一部を使って解析を行うようです。

 

 

●検査料金について、簡単に一覧を

(※あくまで一例であり、病院によって異なります。)

 

最初の画像の上から順に、

 

・MMRスクリーニング 129,600円…原因遺伝子のMSH2、MLH1、MSH6、PMS2を検査

・追加MMRスクリーニング 64,800円…ほかの遺伝子検査で変異が見られなかった時、追加で依頼する場合

・MSH6フルシークエンシング 86,400円…MSH6についての遺伝子検査

・PMS2PMS2フルシークエンシング 86,400円…PMS2遺伝子についての遺伝子検査

・MLH1フルシークエンシング 86,400円…MLH1遺伝子についての遺伝子検査

・(追加)MLH1/MSH2 MLPA 21,600円

・MMRシングルサイト 32,400円…(血縁者向け)既発症で検出された遺伝子の変異と同じ変異の有無を調べる

・APCスクリーニング  97,200円

・追加APCスクリーニング 32,400円

・(追加)APC MLPA 32,400円

・APCシングルサイト 32,400円

 

※料金はあくまで一例であり、医療機関によって異なります。

(2018年夏に受診した時の金額です。)

 

 

遺伝子検査について、気になっていろいろと調べても情報を得られなかったので、

私の体験として載せました。

 

遺伝子検査について気になっている方、

同じ症状の方々など、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

次は、検査結果について更新します◎

 

 

 

1年前の3月、健康診断で大腸がんが見つかり、S状結腸20cmとリンパ節を腹腔鏡で切除しました。

35歳で発症し、原因は遺伝子ではないかという事で「遺伝カウンセリング」を受ける事に。

 

昨年は仕事を始めたり、そのため体力が持たず 毎日いっぱいいっぱいで更新出来ず。

遺伝子検査(マイクロサテライト不安定検査)の結果が陽性で、

確定診断のために専門病院にかかる事になった…という所で止まっていました。

 

(参考記事)「【35歳で大腸がん】癌にかかりやすい体質?遺伝子検査の結果は…。

 

仕事を辞めて体調を整えている 今、当時の事を振り返って少しずつ記事にしています。

 

 

●遺伝子検査の確定診断を受けるまでの流れは…

 

まず最初に、遺伝性の大腸がんについて。

ものすごく簡単に言うと、

 

「大腸癌や子宮体癌など、ある特定の癌になりやすい体質」

「遺伝子がコピーミスをしてしまい、癌にかかりやすくなる」状態。

 

癌は「日本人の2人に1人はかかる」と言われているものの、発症年齢はだいたい60歳くらいから多くなりますよね。

30代で大腸がんになるのは稀で、

飲酒や不摂生など「大腸がんになりやすい習慣」に当てはまらない、健康的と言われる生活をしてきた私。

 

そうなると、原因として考えられるのは「遺伝」。

 

私の親族の病歴を見ると 遺伝の可能性が高いと思われるので、

手術で切除した腫瘍を検査に出す事が、癌と確定した診察の時に決まりました。

 

ちなみに、私の両親の家系(祖父母まで)で

・すい臓がん 4人

・卵巣がん

・腎盂腫瘍

・胃がん

・脳腫瘍 2人

…と、癌にかかった人が多い!

私が大腸がんになったから、下腹部の癌はほぼコンプリート…?(^^;)

 

*****

 

切除した腫瘍を検査機関に提出した「マイクロサテライト不安定検査」。

陽性だったので、確定診断のために専門の病院を紹介されました。

 

ー蟒僂鮹甘した主治医が、専門医へ紹介状を書く

既に遺伝の担当医に連絡済みとの事で、私の都合の良い日に予約を取るだけの状態に。

 

∪賁臧賊,如岼篥船ウンセリング」の予約を取るため、自分で電話。

 

この時「親族の病歴を知りたいので、調べておいてくださいね」との事でした。

 

診察当日。

 

確定診断を受けるまでの流れは、これと言って大変な事はないかなと。

癌と診断→手術、この流れが一番の山場ですかね。

 

 

●「遺伝カウンセリング」当日の様子は…

 

初めてかかる病院なので、いろいろと手続きがあるため 予約時間の30分前には到着。

初診受付で、問診票の記入や保険証の提出、身長・体重測定、

半個室の様な仕切りがあるスペースで、

「この病院にかかる事になった経緯」「家族の病歴」「現在の体調」など、

「病気に関連する事はすべて話したぞ!」ってくらい質問がありました。

まぁその方が安心ですね。

 

その後、遺伝カウンセリングが行われる診察室があるフロアへ。

完全予約制なので、待合室に付き添いと思われる人が数名いるくらい。空いてました。

 

私の前に診察を受けていた方は、診察室からもたくさん人が出てきて、

付き添いの人が「親族全員?!」ってくらい多くてビックリ。

一方 私は、1人。

そういえば、入院の日も1人、妊娠中の診察も退院の日も1人だったな…。

「ご家族の方は?」って聞かれる事があるけれど、だいたい1人です。

夫が仕事って事もあるし「1人で十分だよね?」と気にしていないかな。

話の内容を覚えきれなかったりしそうなので、メモは持参してます。

そういう面では、自分以外に誰かいてくれた方が安心ですね。

 

 

さて、名前が呼ばれると…

 

診察室に行く前に、遺伝カウンセラーさんと別室でお話。

 

・親族の病歴

・大腸がんになって、どうだったか

・遺伝性の癌についてどう思うか

・遺伝性の癌についての説明

・遺伝子検査についてどう思うか

・検査を受ける意思はあるか

・本当に検査を受けてもいい?本当に?もし確定になった時、耐えられる?

 「結果を受け止められず、耐えられない」と検査を辞める人もいるけれど、大丈夫?本当に受ける?

 

と、内容はこんな感じ。

 

私としては「今すぐにでも!早く検査を!」という気持ちなんですが、

「検査を受ける」という事に関して とても慎重な姿勢が感じられました。

 

確かに、自分の力ではどうしようもできない「遺伝子」というものの影響で、

「あなたは、いろいろな癌になりやすい体質ですよ」という事が確定されてしまう…。

しかも、子どもに遺伝する確率は 男女問わず2分の1、という高確率なもの。

 

人生において 一大事であり、一大決心でもあります。

重大な秘密が暴かれてしまうような、重大なプライバシーをさらけ出してしまうような、不思議な気持ちもあります。

 

遺伝カウンセラーさんは、遺伝が原因かもしれない事に対する不安や、

入院・手術を乗り越えた事、癌になった事など…いろんな感情に寄り添ってくれるように、丁寧に話を聞いてくれました。

 

30分ほど話をした後 待合室に戻り、次は医師の診察を待ちます。

 

●私がリンチ症候群の「遺伝子検査」を受けた理由

 

私の場合、

 

「『なぜ大腸がんになったのか』という理由が知りたい。」

 

これが一番の理由です。

 

大腸がんの要因になるような、大量の飲酒もしないし、

肉より魚派だし、

発酵食品、食物繊維のものが大好きだし、

「大腸がんには縁がない」と思っていたので、なぜ?という思いが強いかったのです。

 

もし生活習慣が発病の引き金になっていたとしたら、私は一体どのように生きていけばいいのか…?!

原因が分からない方が不安なのです。

 

もし遺伝子が原因だとしたら、癌になりやすい…と それはそれで嫌ですが、

原因が分かれば、対処法もあるという事。

 

予防は無理で、対処療法かもしれないけれど、

こまめな検査を受ける事によって、初期の段階で見つかり対処できる。

イコール、もしまた癌が見つかったとしても、初期の段階で治る!

 

原因が分からず、恐る恐る生きていくよりは 断然いい!と思うのです。

 

 

 

最初はそうは思えず、「癌になった」事より「癌になりやすい体質かも」と知った時の方が、ずっとずっとショックでした。

 

内視鏡検査後に癌と診断された時、初めて「リンチ症候群」というものを先生から聞いたのですが、

その後 待合室で軽い気持ちでスマホで検索して…

 

えっ…癌になりやすいって何…?

 

と、スマホを操作した指が止まりました。

 

リンパが腫れやすい、とか

風邪を引きやすい、とか

日焼けしたらすぐ赤くなちゃう、とか

いろんな体質があるけれど…病気になりやすい体質って何?

しかも、よりによって「癌」って!

 

なんて理不尽な!

一生背負って生きていくには重すぎる…

 

など、だいぶネガティブになりました。

 

 

それでも、いろんな先生や看護師さん、入院手続きの方など、話をする方みんなが

「早く見つかって、本当によかったですね!」

と話してくださり、

「あぁ、本当に運がよかったんだなぁ。

あの時健康診断受けていなかったら、癌が進行してしまって、切除するだけじゃ済まなかったかも…」

と前向きに受け止められるようになったのです。

 

 

長くなってしまったので、遺伝の先生との話は次回に◎

 

 

JUGEMテーマ:がん全般

●大腸がんになるには若すぎる…原因は遺伝子?

 

健康診断で大腸がん(S状結腸癌)が見つかり、

3月末に S状結腸を20僂肇螢鵐兩瓩 腹腔鏡で切除しました。

 

35歳。

子どもは4歳(年中)。

 

大腸がん=食生活が原因、というイメージが強いですが、

発酵食品大好き!

食物繊維大好き!

お酒は週に缶チューハイ1~2本程度

肉より魚

 

…と、心当たりが無い。

 

 

何より、いろいろな先生に口を揃えて言われたのが、

 

「大腸がんになるには若すぎる」

 

という事。

 

 

原因のひとつとして、遺伝。

 

通常 癌が遺伝しないけれど、ごくまれに、条件が揃うと遺伝してしまうものがあるらしいです。

 

私の母…卵巣癌(40代)・腎盂癌

母方の祖父…胃がん(50代)

私の父・祖父・いとこ…すい臓がん(50代)

 

そして、私が30代で大腸がん。

 

だいぶ条件を満たしてます。

 

 

●遺伝子検査の結果が出ました

 

退院後 3ヶ月、2回目の外来。

 

血液検査のみで、異常はなし。

 

そして、遺伝子検査「マイクロサテライト不安定検査」の結果が出ました。

 

 

 

全部(+)…。

 

陽性です。

 

 

この後、確定診断のために 専門の病院へ行くことになりました。

カウンセリングが必要らしいです。

 

この遺伝子の検査は、誰でも受けられる訳ではなく、

条件を満たしたら 次のステップへ進み、

何段階かクリアしたら、確定診断に進みます。

 

 

●「リンチ症候群」?子どもへの遺伝は…

 

「リンチ症候群」(遺伝性非ポリーポーシス大腸がん)は、

大腸がんや子宮体がん、卵巣がんなど、若くして癌になりやすい体質との事。

 

細胞分裂をする時に DNAのコピーミスが起こることがあり、

これを修復する情報を持つ遺伝子に変異が起こる。

そのため、DNAのコピーミスが修復できずに 癌化してしまう

 

…簡単に言うとこんな感じらしいです。

 

 

諸条件から、この「『リンチ症候群』かもしれない」と言われたのが、

大腸内視鏡検査で採取した腫瘍が、「癌」と確定した診察の時。

 

(参考記事)「癌確定。検査結果より、ショックを受けたのは…。

 

その時は、

「これから一生 癌を背負って生きていくの…?」

「癌になりやすい体質って!重すぎる…」と、落ち込みました。

 

今は「遺伝子かも」と原因分かり、ちょっとホッとした気持ちがあります。

 

もし「原因不明」だとしたら、なぜこの歳で大腸がんになったのか。

腸内環境に気を使ってたし、大腸がんの要因とは程遠い生活をしていたつもり。

そんな中で大腸がんになったとしたら、今後どう生活していけば…?!

と、不安は募る一方だったと思います。

 

「あなたは、遺伝子レベルで癌になりやすい体質ですよ。」という事実も不安だけれど、

定期的に検診を受ける事で 最小限の被害に抑えられるし、

私の遺伝子や経過観察の様子などが、今後の医療の役に立つとしたら光栄とも思えます。

 

 

ただ一つ、心配なのが…

 

子どもへの遺伝。

 

性別関係なく、この遺伝子疾患は 50% の確率で遺伝するそう。

 

50%、2分の1。

かなり高い確率です…。

 

これから確定診断なので、「リンチ症候群」と決まったわけではないけれど。

私の家系は、両親ともに だいぶ色濃い癌家系。

 

私で終わらせたい!

 

夫側の家系に 癌にかかった人はいないようなので、

どうか 子供に遺伝していませんように。

 

まもなく、カウンセリングと確定診断。

ちょっぴりドキドキしてきました。

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